印刷会社が答える 印刷Q&A
「塗り足し」とは何ですか? どうして必要なの?
塗り足しとは、裁断するサイズ(仕上がりサイズ)より大きめに
はみ出した部分のことをいいます。
俗に印刷業界ではドブと言われ、断ち落ちがある印刷物の場合、
通常上下左右3mmずつ必要とされます。
それでは、A4のチラシを製作する場合を例にご説明します。
まず、最初に知っておいていただきたいことがあります。
A4の印刷物を作るとき、印刷会社はA4の紙には印刷しません。
必ず、A4より大きいサイズの紙に印刷をして、後から余分な部分を断裁機で切り落とし、A4のサイズに仕上げます。(これには、いくつか理由がありますが、本題から逸れてしまいますので、それは後ほど別のQ&Aでご説明します。)
さてさて、A4のサイズは、210mm×297mmです。
紙面から背景や写真・文字がはみ出すようなデザインをした場合、仕上がりサイズのギリギリ(210mm×297mm)で印刷してしまうと、どうなるでしょうか?
仕上げで紙を断裁する時、万が一コンマ何ミリずれただけで、白い部分が出てしまいます。人の目というのは正確なもので、そういう細かいものほど際だって見えてしまうものです。そうなっては、折角デザインしたものが台無しです。
そこで登場するのが、トンボです。
トンボには、いくつかの形状があるのですが、トンボとしての役割を果たすため、どの形状のトンボにも2つの共通点があります。
1.4つのコーナートンボとセンタートンボで構成されている。
2.コーナートンボは、内トンボと外トンボで構成されている。
コーナートンボの青い線が内トンボ、赤い線が外トンボです。
内トンボ(青)の延長線で断裁すると仕上がりサイズになります。また、内トンボ(青)と外トンボ(赤)の間(右図のグレーの部分)が、「塗り足し」部分で、切り落とされる部分です。
前述の通り、この余白は通常、上下左右各3mm必要です。
例えば、背景に黒を敷いたA4のチラシを作る場合、背景の黒ベタのサイズは
横: × 210mm → ○ 216mm( = 210 + 3 + 3)
縦: × 297mm → ○ 303mm( = 297 + 3 + 3)
というふうになります。
トンボと塗り足しは、商品/印刷物をお客様のイメージ通り仕上げるために、無くてはならない存在なのです。プリントワールドでは、予め紙のサイズに合わせてトンボを作成した「テンプレートデータ」をご用意しております。ご自由にご使用ください。












